看護師の転職サイトはどう選ぶか|サーチ型とエージェント型を両方使って比較した
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看護師の転職サイトは10社以上あります。どれも「求人数が多い」「サポートが手厚い」と書いてあって、読み比べても違いが分かりません。
選ぶ基準は「どこが良いか」ではなく「どちらの仕組みが自分に合うか」です。 転職サイトには、自分で求人を探すサーチ型と、担当者がついて動くエージェント型の2種類があります。結論から言うと、転職する時期がまだ決まっていないならサーチ型、決まっているならエージェント型が合います。
私は2025年の転職活動で10社にエントリーし、4社から内定をもらいました。そのうちサーチ型のサイト経由で4件応募して2件の内定。エージェント型にも登録し、最終的にそこで決まった年収537.9万円の職場にいまも勤めています。
両方を実際に使ったので、求人数・連絡の来方・応募から返信までの日数・提示された金額・断るときのやりとりまで、記録が残っています。読み終えたとき、自分がどちらを使うべきかが決まります。
転職サイトには2つの仕組みがある
サーチ型は、求人サイトです。自分で検索して、気になった求人に直接応募します。担当者はつきません。
エージェント型は、担当者がつきます。希望する条件を伝えると、それに合う求人を出してくれます。応募や日程調整も担当者が動きます。
どちらが優れているという話ではなく、動き方が違います。 自分で動きたい人にはサーチ型が、任せたい人にはエージェント型が向いています。
両方とも無料で使えます。転職が決まったときに、採用した側が費用を負担する仕組みだからです。求職者が支払うことはありません。

実際に両方使って比較した結果
私が使ったのは、サーチ型のジョブメドレーと、エージェント型のナースJJです。数字はすべて自分で測ったものです。
| 項目 | サーチ型(ジョブメドレー) | エージェント型(ナースJJ) |
|---|---|---|
| 求人数 | 45,259件(2026年7月23日実測) | 23,215件(2026年7月18日実測) |
| 求人の探し方 | 登録前から自分で検索できる | 担当者が匿名で病院に打診し、オファー後に詳細を確認 |
| 担当者 | つかない | つく |
| 連絡手段 | サイト上のメッセージのみ | SMS→LINE。電話は実測ゼロ |
| 応募後の返信 | 3日以内が基本 | ― |
| 断るとき | サイト上のメッセージで完結 | ― |
| 匿名性 | ― | 匿名で病院に打診できる |
| スカウト | あり(自動配信が多い) | ― |
※ 表の「―」は、機能がないという意味ではありません。私が使った範囲でその場面がなかった、または確認できなかった項目です。
求人数はサーチ型のほうが約2倍ありますが、数の多さがそのまま良し悪しになるわけではありません。 自分で探すサイトは掲載数が多くなり、担当者が動くサイトは絞られた求人を扱う。仕組みの違いがそのまま数字に出ています。
サーチ型を使って分かったこと
一番大きかったのは、登録する前から求人を見られることです。どんな求人があるのか、給与の相場はどのくらいか。それを確認してから登録するかどうかを決められます。この順番だと、心理的なハードルがかなり下がります。
私は4件応募して、2件の内定をもらいました。そのうち1件は、他のサイトには出ていなかった訪問看護の管理職候補の求人です。提示されたのは月給393,000円、年収に換算すると471.6万円。管理職に昇格した場合は528万円という条件でした。 自分で検索するからこそ見つかった求人です。
もう1件は一般職で、スカウト経由の内定でした。こちらは月給291,200円。同じサイトの中でも、求人によって条件の幅はかなりあります。
応募してからの返信は、3日以内が基本でした。 待たされる感覚はありません。日程調整も、持ち物の確認も、すべてサイト上のやりとりで終わりました。
スカウト機能もあります。届く文面は2種類で、こちらの経歴を読んだうえで書かれたものと、会員番号だけが入ったテンプレートの一斉配信です。体感では自動配信のほうが多い。 ただし機械的な文面から応募して内定が出たこともあるので、内容を読んでから判断すれば選択肢を広げる手段になります。
辞退するときも、サイト上のメッセージで完結しました。電話は一度もありません。 内定を断ることに、費用も違約金も発生しませんでした。
登録前から求人を見られるので、まず相場を確認したい人はジョブメドレーで検索してみてください。
サーチ型を実際に使った記録は、こちらに詳しく書いています。
ジョブメドレーの評判を転職5回の看護師が検証|10社応募4社内定の実体験
エージェント型を使って分かったこと
登録した当日にSMSが届きました。電話ではありません。そこで「メールとLINEのどちらがいいか」を聞かれ、LINEを選びました。
その後、電話は最後まで一度もかかってきませんでした。 希望条件のヒアリングも、すべてLINEのテキストで終わっています。電話が苦手で転職サイトを避けている人には、ここが一番の違いになると思います。
私は登録時に「転職するかまだ決めていない」と正直に伝えました。返ってきたのは「今はまだ使わなくていい。動くときに来てほしい」という言葉です。売り込まれると思っていたので意外でした。 無理に選考へ進められることはありませんでした。
もう一つの特徴が、氏名と現在の勤務先を伏せたまま病院に打診できる仕組みです。年代・性別・経験分野・希望年収といった、個人が特定されない情報だけで話を進めます。現職に転職活動を知られたくない場合、これは大きい。 面接のオファーが来てから、初めて詳しい話に進みます。
求人数は23,215件で、大手と比べると少ないです。数で選ぶサイトではありません。
ちなみに私が最終的に選んだのは、エージェント型で決まった職場です。年収537.9万円。サーチ型で得た内定(471.6万円と291,200円の月給)と比べて、収入面がはっきり上でした。やりがいより生活を優先した結果です。
電話でのやりとりを避けたいなら、ナースJJは選択肢に入れる価値があります。
エージェント型を実際に使った記録は、こちらに詳しく書いています。
ナースJJの評判を転職5回の看護師が検証|実際に登録して分かった実態
どちらを選ぶかは転職時期で決まる
使い分けの基準は、転職する時期が決まっているかどうか、この一点です。
サーチ型が向いている人
- 転職するかまだ決めていない
- まず給与や条件の相場を知りたい
- 自分のペースで進めたい
- 担当者とのやりとりを負担に感じる
まだ迷っている段階なら、サーチ型から入るほうが気楽です。登録前から求人を見られるので、情報収集だけで終わらせることもできます。
エージェント型が向いている人
- 転職する時期が決まっている
- 現職に知られたくない
- 年収の交渉を任せたい
- 求人票に出ていない情報がほしい
動くと決めているなら、担当者がついたほうが早いです。特に年収の交渉は、自分で切り出すより間に人を入れたほうが通ります。
両方使うという選択肢
私は実際に両方登録しました。サーチ型で相場を掴み、エージェント型で条件を詰める。この使い分けが一番現実的だと思っています。
併用に費用はかかりません。 どちらか一方に絞る理由がないなら、両方登録して比べるのが確実です。

登録する前に知っておくべきこと
登録は転職の決定ではありません。 情報を取りに行くだけの段階です。求人を見て、条件を比べて、自分の希望と照らし合わせる。ここまでは何度やっても損をしません。
断ることに費用も違約金も発生しません。私は2025年に3件の内定を辞退していますが、電話での引き止めは一度もありませんでした。サーチ型はサイト上のメッセージ、エージェント型は担当者への連絡で終わっています。
断りづらさを理由に、登録をためらう必要はありません。 転職活動と転職は別物です。内定をもらってから、転職するかどうかを決めればいい。この順序で考えると、焦りも妥協も減ります。
転職前に決めておくべきことは、こちらにまとめています。
看護師が転職前に整理すること|5回転職した看護師が伝える軸の決め方
まとめ
- 転職サイト選びは「どこが良いか」ではなく「どちらの仕組みが自分に合うか」
- サーチ型は自分で検索して直接応募する。エージェント型は担当者がついて動く
- 転職時期が未定ならサーチ型、決まっているならエージェント型
- 求人数はサーチ型45,259件、エージェント型23,215件(いずれも実測)
- 応募から返信は3日以内、辞退もメッセージで完結。電話は一度もなかった
- 私はサーチ型で年収471.6万円の内定を得たが、最終的にエージェント型経由の537.9万円を選んだ
- 併用は無料。両方登録して比べるのが最も確実
まだ転職するか決めていないなら、まず求人を見るところから始めてください。動くことにリスクはありません。
