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看護師の転職準備

看護師が転職を検討すべき5つのサイン|辞めたい気持ちの正体を整理する

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辞めたいと感じること自体は、弱さでも甘えでもありません。

ただし感情のまま動くと失敗します。私自身、「逃げたい」という気持ちだけで転職して2週間で退職した経験があります。辞めたいという感情と、転職を検討すべき状態かどうかは、別の話です。

看護師16年・転職5回の経験から、転職を検討すべき状態かどうかを判断する5つの基準を整理しました。この記事では、その5つの基準と、複数当てはまった場合に次にやるべきことを書きます。

看護師が「辞めたい」と感じるのは弱さではない

辞めたいと感じる理由は人それぞれです。人間関係・夜勤の消耗・給与への不満・将来への不安。どれも正直な気持ちです。

ただしその感情だけで転職を決めると、次の職場でも別の問題にぶつかります。辞めたい気持ちの正体を整理しないまま動くと、同じ失敗を繰り返す可能性が高くなります。

大切なのは「辞めたい」という感情ではなく、今の状態が転職を検討すべき状態かどうかを冷静に判断することです。

「逃げ動機の転職がなぜ失敗しやすいか」については、こちらの記事で詳しく書いています。転職前に優先順位を決めることの重要性を実体験から解説しています。
転職の軸を持たなかった私が、3回失敗して学んだこと

転職を検討すべき5つの判断基準

①やりがいと満足感が完全に消えている

「仕事が辛い」と「仕事に何も感じない」は別物です。

辛さや不満があるうちはまだ感情が動いている状態です。問題は、仕事に対して無感覚になったときです。患者さんに対して何も感じない。やりがいを探してももう見つからない。そういう状態になっているなら、それは危険なサインのひとつです。

部署によって違いはあります。急性期のように患者の回転が早い環境ではルーチン業務が少なく刺激を感じやすい。一方、療養型や老健では同じ業務の繰り返しが多くなります。どちらが合うかは適性の問題ですが、どんな環境でも仕事に対して何も感じなくなっているなら、環境を変えるサインかもしれません。

②5年後のキャリアが描けない職場は限界のサイン

長く勤めた先に、自分がどうなっているかイメージできない状態です。

キャリアアップしたい・資格を取りたい・専門性を深めたいという目標がある人にとって、それが構造的に難しい職場にいることは苦痛になります。どれだけ頑張っても役職につけない・やりたい分野を任せてもらえないという状況が続くなら、その職場に居続ける理由を改めて考える必要があります。

頑張っても報われないのが個人の努力の問題ではなく、職場の構造の問題であるケースは少なくありません。

③心か体が壊れそうなら今すぐ環境を変える理由になる

仕事に行く前に涙が出る・職場に着くと体が動かない・夜勤明けの疲れが数日経っても抜けないという状態が続いているなら、それは持続可能性がない働き方のサインです。

メンタルは一度壊れると回復に長い時間がかかります。心が職場への拒否反応を出しているなら、そのサインに従うことが自分を守ることにつながります。

この状態が続いているなら、転職活動と並行して心療内科や精神科への受診を検討してください。

④頑張っても年収が上がらないのは構造の問題

看護師の仕事は数字で評価しにくい職種です。患者さんへの対応の質・人望・コミュニケーション力は数値化しにくい。

これに加えて、中小規模の病院では経営者の親族や取り巻きが評価の中心になっているケースがあります。どれだけ仕事ができても、その構造の外にいる人間は評価されない。給与も上がらない。

これは個人の努力でどうにかなる問題ではなく、職場の構造の問題です。構造が変わらない限り、この不満は続きます。

年収を軸に転職を考える場合の具体的な方法は、こちらの記事で解説しています。転職の軸を年収一点に絞った実体験を書いています。
役職なし看護師が年収542万→620万円超にした転職術

⑤職場の価値観と自分の価値観がズレていると消耗し続ける

組織が求めるものと自分が大切にしたいものが交わらない状態です。

患者さんのためになることを優先したいのに、組織は算定や経営指標を優先する。成果より経営者との関係性で評価が決まる。こういった価値観のズレは、時間が経っても解消されません。上が変わらない限り、組織の価値観は変わらないからです。

妥協できる範囲のズレなら問題ありません。ただし折り合いがつけられないズレであれば、在籍し続けることで消耗し続けるだけです。私自身、8年勤めた職場を離れた理由のひとつがここにありました。

価値観の整理と転職の軸の決め方については、こちらで詳しく書いています。転職前にやるべき準備を実体験ベースで解説しています。
看護師が転職前に価値観を整理すべき理由|軸の決め方と優先順位の絞り方

当てはまる数で判断する

1〜2個なら、様子を見る余地があります。転職を急ぐ必要はありません。

3個以上当てはまるなら、転職活動を始めることを真剣に検討すべき状態です。

5個全て当てはまるなら、今の職場に居続けることのリスクの方が大きい可能性があります。

転職を検討すべき状態なら次にやること

①辞めたい理由を言語化する

何が原因で辞めたいのかを具体的に書き出してください。「人間関係」「業務量」「給与」「将来性」「価値観のズレ」のどれが本質的な問題かによって、次の一手が変わります。

②転職の優先順位を決める

辞めたい理由が明確になったら、次の職場に何を求めるかの優先順位を決めます。全部の希望を叶えようとすると動けなくなります。絶対に譲れないものを3つ以内に絞ることが、転職活動を前に進める最初のステップです。

③転職活動を始める

転職活動と転職は別物です。エージェントに登録して求人を見ることは、転職を決めることではありません。内定をもらってから転職するかどうかを決めればいい。まず選択肢を知ることにリスクはありません。

転職エージェントへの登録は年間44万人が利用する看護師転職サイト『ナースJJ』から無料で始められます。

まとめ

  • 辞めたいという感情は弱さではない。ただし感情のまま動くと失敗する
  • 転職を検討すべき5つの判断基準:①やりがいの消滅 ②5年後が描けない ③心か体の限界 ④努力が評価されない構造 ⑤価値観のズレ
  • 3個以上当てはまるなら転職活動を始める理由になる
  • 転職活動と転職は別物。まず動いて選択肢を知ることにリスクはない

40代看護師が転職を検討すべきサインについては、こちらの記事も参考になります。年代別の転職判断基準を解説しています。
40代看護師が転職を検討する3つのサイン|転職先の選び方と軸の決め方

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看護師ブロガー
看護師(臨床経験16年)/ 精神科・消化器外科・循環器・内科・外科経験あり 転職5回|転職失敗で年収ダウン→やり直しで年収620万円超を実現。 転職で後悔したくない看護師さんに向けて、失敗と成功の両方の実体験をもとに書いています。

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