看護師が転職エージェントを複数登録すべき理由|1社に絞るリスクを正直に話します
転職活動を始めようとしたとき、こんな疑問を持ったことはありませんか。
「エージェントって、1社に絞った方がいいの?それとも複数使った方がいい?」
結論を先に言います。複数登録した方がいいです。
この記事では、私が実際に転職活動を繰り返す中で感じた「1社に絞るリスク」と「複数登録して良かったこと」を正直に話します。
求人数はどこも大差ない。決め手は「担当者との相性」
まず前提として、エージェント各社の求人数は、同じエリアを対象にする限り正直そこまで大きく変わりません。
これは私の体感の話です。転職5回を経験する中で複数のエージェントを使いましたが、「このエージェントにしかない求人があった」という経験はほとんどありませんでした。
ただしこれは、決まったエリアで転職を考えている方が前提の話です。独身で全国どこでも行ける方なら、エージェントによって紹介できる求人に差が出るケースもあります。
では何が決め手になるかというと、担当者との相性です。
転職活動中、エージェントの担当者とはやりとりを重ねます。履歴書や職務経歴書の添削をお願いすることもあれば、面接対策のアドバイスをもらうこともある。病院側に自分をアピールしてもらう場面もあります。
そのやりとりの中でストレスを感じるかどうか、これが転職活動の質に直結します。
1社に絞ると、相性が悪かったときのダメージが大きい
エージェントを1社だけに絞っていた場合、担当者と相性が悪いとわかったとき、1から関係を作り直す必要があります。
転職活動はただでさえエネルギーを使います。仕事をしながら求人を見て、書類を準備して、面接に行く。その中で担当者との関係がストレスの原因になると、活動を続けることがしんどくなっていきます。
複数のエージェントに登録しておけば、もし1人の担当者と合わなかったとしても、もう一方のエージェントに重心を移すだけで済みます。
「1社でうまくいけばそれでいい」は正しい考え方です。ただ、最初から相性が良い担当者に当たる保証はないので、保険として複数持っておくのが現実的な対策だと私は考えています。
複数登録のもう一つのメリット:視野が広がる
これは転職活動を経験して初めて気づいたことですが、複数のエージェントに登録すると、それぞれの担当者から違う視点をもらえます。
「あなたの経験はこう活かせる」「こういう職場が合いそうだ」といった意見が、担当者によって微妙に違う。その違いを聞くことで、自分の強みや価値観の整理にもつながりました。
担当者が100%こちらの味方かといえば、ビジネスである以上そうではありません。でも、少なくとも建前上はこちらの話を聞こうとしてくれる姿勢を持った担当者を選べば、転職活動の伴走者として機能してくれます。
エージェントはトラブル時のリスクヘッジにもなる
もう一つ、エージェントを使う理由として「リスクヘッジ」があります。
個人で病院に直接応募した場合、「入職してみたら聞いていた条件と違った」というトラブルが起きたとき、自分一人で病院側と交渉することになります。入職したばかりの立場では、どうしても弱い。
エージェントを通していれば、「エージェントに確認してもらった内容と違う」という言い方ができます。絶対に守ってもらえるとは言いませんが、第三者が介在しているだけでトラブルのリスクは小さくなります。
転職で失敗したくないと思うなら、使えるものは使っておく。その手段のひとつとして、エージェントは悪い存在ではありません。
どんな担当者とは距離を置くべきか
複数登録を前提にした上で、合わない担当者を見極めることも大切です。
私が距離を置いた方がいいと思うのは、こちらの事情や気持ちを無視して転職を急かしてくる担当者です。
転職は自分の人生の大きな選択です。ゆっくり考えたい場面でもゴリゴリ押してくる担当者とは、長い転職活動を続けることが難しくなります。
担当者の見極め方については、別の記事で詳しく書いています。
まとめ
- エージェントの求人数はエリアが決まっていれば大差ない
- 決め手は担当者との相性
- 1社に絞ると、相性が悪かったときのリカバリーコストが高い
- 複数登録することで選択肢と視野の両方が広がる
- エージェントは入職後のトラブルリスクを小さくする手段にもなる
転職活動は、使えるものをうまく使いながら進めるのが一番です。エージェントの複数登録は、手間はほとんどかかりません。まだ1社しか登録していないなら、もう1〜2社登録しておくことを個人的にはお勧めします。
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