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看護師の転職準備

看護師の資格は転職に有利か|給与に反映される資格・されない資格の違い

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転職を考えたとき、「資格を取れば有利になるのでは」と考える看護師は多いです。

資格が転職に与える影響は、採用面と給与面で分けて考える必要があります。

採用面では、志望先で活用できる資格であれば、必須条件や歓迎条件として評価されます。その条件に合致している場合、採用において有利に働きます。

給与面では、就業規則・給与規則に資格手当として明記されているかどうかが全てです。規則に載っていない資格は、採用後の給与には反映されません。

私はCVPPP院内トレーナーの資格を持っていますが、現職場では資格手当の加算はありません。一方で現在取り組んでいる看護学士(大卒資格)の取得は、就業規則に月5,000円の基本給加算として明記されています。

この記事では、採用に有利な資格の条件・給与に反映される資格の条件・資格取得の合理的な順番を、看護師16年の経験をもとに実態ベースで解説します。

資格が転職に有利になる条件

条件①:募集要件に明記されている

資格が転職で評価される最もわかりやすいケースは、求人票に資格保有者を募集していると明記されている場合です。

感染管理認定看護師を例にとると、感染対策に力を入れている病院が認定看護師を募集しているケースでは、その資格は選考の土台に立つための必須条件になります。資格がなければ応募すらできません。

求人票には常勤・日勤常勤・夜勤専従・管理職など職種を問わず、資格保有者を指定した募集が存在します。そういった求人に応募する場合、資格は絶対的な強みになります。

条件②:給与規則に手当として明記されている

資格が給与に反映されるかどうかは、就業規則・給与規則に手当として載っているかどうかで決まります。

これは憶測ではなく、これまで勤めた複数の病院の就業規則で確認してきた事実です。

給与規則に明記されやすい資格の例:

  • 認定看護師・専門看護師・診療看護師
  • 大卒・看護学士(正看護師と准看護師、大卒と専門卒で基本給が異なるケースが多い)

逆に、民間資格の多くは給与規則に載っていないことがほとんどです。認知症ケア専門士を例にとると、取得費用を病院が負担してくれるケースはありますが、毎月の給与に加算されるケースは私の周囲では見たことがありません。

大きい法人は資格が評価されやすい傾向にある

中小規模の病院・クリニックでは、そもそも資格手当の規定が設けられていないことがあります。資格を給与に反映させたいなら、就業規則・給与規則が整備されている規模の大きい法人の方が確率が高いです。

資格取得と転職の順番

資格を先に取ってから転職先を探す、という順番は合理的ではありません。

合理的な順番はこうです。

  1. 転職活動をして条件の良い求人を探す
  2. その求人の募集要件と給与規則を確認する
  3. 必要な資格・有利になる資格が判明する
  4. その資格を取得してから応募する

転職先を決めてから資格を考えるのが正しい順序です。闇雲に資格を取っても、転職先の給与規則に載っていなければ給与には反映されません。

ただし、自分が深く関わりたい分野があり、その分野の専門性を高めたいという動機での資格取得は別の話です。転職への有利・不利とは切り離して考えていいです。

転職先の給与規則や募集要件を事前に確認したい場合は、年間44万人が利用する看護師転職サイト『ナースJJ』のエージェントに無料で相談できます。

CVPPP資格を持つ私が給与加算ゼロだった理由

私はCVPPP(包括的暴力防止プログラム)の院内トレーナー資格を持っています。CVPPPは、患者の尊厳と医療者の安全を守りながら暴力や不穏状態に適切に対処するためのプログラムで、主に精神科などの医療現場で活用されています。隔離や拘束といった行動制限を最小化することを目的としており、精神科12年の経験の中で取得しました。

現職場では資格手当の加算はありません。理由は複数あります。現職場は精神科のない総合病院であること、そもそもCVPPPの資格手当を設けている病院自体が少数であること、そして給与規則に載っていないことです。

これはあくまで一例です。民間資格の給与への非反映という点では、心電図検定や認知症ケア専門士の方が多くの看護師にとってイメージしやすいかもしれません。取得している看護師は多いですが、毎月の給与に加算されているケースは限られています。

一方で現在取り組んでいる看護学士(大卒資格)の取得は、就業規則に月5,000円の基本給加算として明記されています。仮に現在の法人を離れて別の法人に転職した場合でも、大卒・看護学士は加算対象になる可能性が高い資格です。

同じ資格でも、職場の規則次第で給与への反映が全く異なります。

まとめ

  • 資格の転職への影響は「採用面」と「給与面」に分けて考える
  • 採用面では、志望先の必須条件・歓迎条件に合致している資格は有利に働く
  • 給与面では、給与規則に手当として明記されているかどうかが全て
  • 民間資格の多くは給与規則に載っておらず、給与への反映は限定的
  • 認定看護師・専門看護師・診療看護師・大卒(看護学士)は給与規則に明記されているケースが多い
  • 資格取得の順番は「転職先を決めてから必要な資格を把握する」が合理的
  • 中小規模の法人より、規則が整備された大きい法人の方が資格が評価されやすい
  • 好きな分野を深めたいという動機での資格取得は、転職への有利・不利とは別に考えてよい
ABOUT ME
ゼロ
ゼロ
看護師ブロガー
看護師(臨床経験16年)/ 精神科・消化器外科・循環器・内科・外科経験あり 転職5回|転職失敗で年収ダウン→やり直しで年収620万円超を実現。 転職で後悔したくない看護師さんに向けて、失敗と成功の両方の実体験をもとに書いています。

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