求人票に書いていないことを知る方法|内定を取るまで見えない情報がある
本記事はPRを含みます
求人票だけで転職先を判断しようとすると、必ず壁にぶつかります。
給与の実態・夜勤回数・残業の実際・福利厚生の詳細。これらは求人票にほぼ書かれていません。
結論から言うと、求人票に書いていない情報を得る最も確実な方法は、内定を取ることです。
内定通知書には求人票では見えなかった具体的な数字が載ります。エージェントを使えば面接前にある程度の情報を得ることもできます。看護師16年・転職5回の経験をもとに、求人票の外にある情報をどう手に入れるかを解説します。この記事を読むと、内定を取る前にできる情報収集の方法と、内定後に何がわかるかの全体像が把握できます。
求人票でわかることは最低条件
求人票に書かれているのは「最低限の条件」です。
たとえば「夜勤4回で月収31万円〜(経験年数加算あり)」という記載があっても、自分の経験年数でいくらになるのかは書かれていません。昇給幅・賞与の実態・残業の実際・福利厚生の詳細も同様です。
例外として、県立・公立などの公的病院は給与規定が公開されているケースがあります。
埼玉県立病院機構では、職員給与規程・退職手当規程・初任給の具体的な数字までホームページで公開しています。たとえば専門学校卒(3年制)の初任給は月388,000円・年収612万円(令和8年3月1日現在)と明記されています。
さらに給与規程には「級」と「号給」ごとの給料月額が一覧で掲載されており、昇給幅も事前に確認できます。公立病院を志望しているなら、応募前にここまで調べることができます。
ただし中途採用者が何級の何号給に格付けされるかは、入職後に決定されるため事前にはわかりません。経験年数・前職の給与・職務内容をもとに病院側が判断します。つまり「昇給の幅はわかるが、自分がどこからスタートするかはわからない」という状態です。この点はエージェントに相談すると目安を教えてもらえるケースがあります。
(出典:埼玉県立病院機構「各種規程」https://www.saitama-pho.jp/c1401/kikou/kitei.html)
民間病院の場合は、そもそも給与規定が公開されていないため、公開情報だけで正確な給与を把握するのはほぼ不可能です。
内定を取ると具体的な数字がわかる
内定通知書には、求人票には載っていない具体的な数字が記載されます。
私が現在勤める総合病院に転職したときの話をします。求人票には「夜勤4回で月収31万円〜」とだけ書かれていました。自分の経験年数でいくらになるのか、求人票だけでは全くわかりませんでした。通勤距離も受けた病院の中で最も遠く、掲載されていた収入も希望年収を下回っていたため、求人票だけ見ていたら受ける気にすらなれなかった病院です。
実際に内定を取って通知書を見ると、どんなに低く見積もっても年収620万円を超える内容でした。さらに驚いたのは、前の精神科病院で夜勤を月5回こなしたときの手取りより、この総合病院で夜勤ゼロの手取りの方が高かったことです。
内定を取らなくてもエージェントから情報をもらえる
内定を取るまでわからないとはいっても、エージェントを使えば面接前にある程度の情報を得られます。
私が精神科から総合病院に転職したとき、エージェントに自分の経験年数・条件を伝えたところ「あなたの条件であれば年収600万円は超えるだろう」という情報をもらいました。その情報をもとに受験を決め、実際に内定を得ることができました。
エージェントへの相談は無料です。「この病院に私の条件で応募したら年収はいくらくらいになりそうか」と直接聞くのが最も効率的な情報収集の方法です。
夜勤回数や残業の実態については、面接の場で面接官から説明されるケースがほとんどです。内定を取るプロセスの中で自然に情報が開示されます。
面接中に情報が出てこなかった場合は、面接官または採用担当者に直接確認してください。「夜勤は月何回程度になりますか」「残業は平均どのくらいですか」と聞けば、通常は答えてもらえます。この種の質問に答えない・はぐらかす職場は、転職先として選ばない方がいいです。情報開示の姿勢は、入職後の職場の透明性を測る一つの指標になります。
エージェントへの相談は年間44万人が利用する看護師転職サイト『ナースJJ』から無料で始められます。
口コミサイトにも情報はありますが、給与面の情報はざっくりしていることが多く、自分と同じ経験年数・条件の人が書いているかどうかもわかりません。参考程度にとどめておく方が無難です。
私の転職活動の経緯
2024年11月に転職を決意し、2025年1月から転職活動を開始しました。
1〜3月は自分の価値観の整理・転職の軸の確認に費やし、4月から実際に面接を受け始めました。
現在勤める総合病院を受けたのは4月です。当時の本命は別の病院で、この総合病院は「練習がてら」という感覚で受けました。通勤距離は受けた中で最も条件が悪かったのですが、収入面は受けた病院の中で最も良かった。まさか受かるとは思っていませんでしたが、内定をもらいました。
内定通知書を見て初めて、この病院の条件の良さを正確に把握できました。求人票の段階ではわからなかったことです。
まとめ
- 求人票だけで転職先の正確な情報を得るのは難しい
- 県立・公立病院は給与規定が公開されているケースがあり事前確認できる
- 中途採用者の号給格付けは入職後に決定されるため事前にはわからない
- 民間病院の給与実態・夜勤回数・残業の実際は内定を取るまでわからないことが多い
- 内定通知書には求人票に載っていない具体的な数字が記載される
- エージェントに「自分の条件で年収はいくらになりそうか」と聞くのが最も効率的
- 夜勤回数・残業の実態は面接の場で説明されるケースがほとんど。出てこない場合は直接確認する
- 情報開示をはぐらかす職場は転職先として選ばない方がいい
- 口コミサイトの情報は参考程度にとどめる
