看護師の転職活動で後悔しないために
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転職活動を始めようとしているけど、何から手をつければいいかわからない。そんな看護師さんに向けて書きます。
この記事では、転職5回・10カ所以上の面接を経験した私が、転職活動で押さえておくべきことを実体験ベースで全部まとめます。
転職活動を始める前に決めておくこと
転職活動で最初にやることは、求人を見ることではなく自分の軸を決めることです。 私は今の職場への不満をすべて書き出し、優先順位を3つ以内に絞りました。この作業をしないまま動くと、条件のよさそうな求人が出てきたときに判断がぶれます。転職活動そのものにリスクはありません。条件が満たされなければ、動かないという選択が最後まで残るからです。
転職活動を始める前に、自分の価値観と優先順位を整理しておくことが最重要です。これがないまま動くと、内定をもらっても「本当にここでいいのか」という迷いが消えません。
私自身、軸を持たずに転職して3回失敗しました。準備の重要性については以下の記事で詳しく書いています。
不満の書き出し方と、優先順位の絞り込み方はこちらに書いています。
→ 看護師が転職前に整理すること|5回転職した看護師が伝える軸の決め方
転職エージェントは複数登録する
求人数はエリアが決まればどの会社も大きくは変わりません。決め手になるのは担当者との相性です。 1社に絞ると、合わなかったときに一から登録し直すことになり、時間の損失が大きくなります。私は複数社に登録して、同じ求人を別の担当者がどう説明するかを比べました。説明の食い違いが出たときは、そこがその職場の実態を知る手がかりになります。
転職活動を始めたらまずエージェントに登録してください。1社ではなく複数登録することが重要です。
求人数はエリアが決まれば各社大差ありません。決め手は担当者との相性です。1社に絞ると合わなかったときのリカバリーコストが高くなります。
複数登録の具体的な進め方と、1社に絞ったときのリスクはこちらです。
→ 看護師が転職エージェントを複数登録した方が良い理由|1つに絞るリスクが大きい
担当者の質で結果が変わる
20人以上と話して分かったのは、こちらの希望を無視してくる担当者は最後まで変わらないということです。 高圧的、急かしてくる、こちらの優先順位を覚えていない。この3つのどれかが出たら、担当者の変更を申し出ていいです。合わない担当者と我慢して付き合うより、変えたほうが結果的に早く決まります。
エージェントの担当者は必ず見極めてください。希望を無視する・高圧的・急かしてくる担当者とは即切り替えていいです。
20人以上の担当者と話してきた私の見極め方はこちらです。
実際にどんな担当者に当たり、どう見極めたかはこちらに書いています。
→ 転職エージェントの担当者の見極め方。20人以上と話してわかったこと
年収交渉はエージェントに任せる
年収交渉は、自分でやるよりエージェント経由のほうが通ります。 根拠のない希望額を自分で伝えると、印象を損ねるだけで終わります。私の場合は、精神科での経験年数を0.8倍換算で評価するという条件を、担当者を通じて確認してもらいました。交渉のタイミングは内定が出た直後です。それより前に切り出すと早すぎます。
年収交渉は自分でやろうとしないでください。根拠のない自己交渉は逆効果になります。
私はエージェントに任せたことで、精神科経験を0.8倍換算で認めてもらい年収を78万円上げることができました。
交渉を任せるときの伝え方と、実際に年収を上げたときの手順はこちらです。
→ 看護師の年収交渉はエージェントに任せる|転職5回で年収を上げた実体験
→ 役職なし看護師が年収542万→620万円超にした転職術|軸の決め方
転職活動の実際のスケジュール
登録から最初の内定までは、目安として約1ヶ月です。 ただし私は価値観の整理から入職までに約10ヶ月かけました。長引いた理由は、内定が出たあとも活動を続けて比較したからです。急ぐ理由がないなら、内定を1つ持った状態で他を見るほうが、納得して決められます。
価値観整理が終わってからエージェント登録。登録から最初の内定まで約1ヶ月が目安です。
私は2025年1月から価値観整理を始め、4月に活動を本格化させ、5月に最初の内定をもらいました。その後も10ヶ月かけて選択肢を比較し、12月に退職しました。
10ヶ月の実際の流れは、月ごとにこちらへ記録しています。
→ 看護師の転職活動、内定までの期間と実際の流れ|約10ヶ月フルコミットした私の記録
職場の実態を事前に把握する
エージェント経由で分かるのは6〜7割の精度で、しかもタイムラグがあります。 担当者が持っている情報は前回の時点のもので、その後に師長が変わっていることもあります。友人や知人からの話は主観のフィルターがかかるため、話半分で聞きます。複数の情報源を突き合わせて、食い違った点を面接で直接確認するのが現実的な方法です。
転職先の実態は事前に把握しておくことで「聞いていた話と違う」というギャップを減らせます。
エージェント・友人知人・面接での確認という3つの情報源の使い方をまとめました。
使える情報源3つと、それぞれの精度の限界はこちらに書いています。
→ 転職前に職場の実態を見極める方法|看護師が使える3つの情報源
面接で実際に聞かれること・答え方
10カ所受けて実際に聞かれたのは「なぜここなのか」「何がしたいか」「どんな人間か」の3つでした。 職務経歴書に書いた実績は書類選考には効きますが、面接の話題になるとは限りません。退職理由をそのままの言葉で伝える必要もなく、建前があっていいと考えています。
10カ所の面接を受けた中でわかったことがあります。職務経歴書の実績より「なぜここなのか」という動機が見られています。
面接で聞かれた内容と私の答え方を2本の記事にまとめています。
実際に受けた質問と、私がどう答えたかはこちらにまとめています。
→ 看護師の転職面接で聞かれたこと・答え方|10カ所受けた実体験から解説
精神科から他の診療科への転職
精神科12年の経験でも、他の診療科に移ることはできます。 唯一の条件は、謙虚に学ぶ姿勢を持てるかどうかです。ただし評価のされ方には職場ごとに差があり、経験年数がそのまま換算されないこともあります。給与面での扱いは事前に確認しておくと、入職後のズレを防げます。
精神科経験が長い看護師さんに向けて、一般病院への転職について2本書いています。
一般病院での評価の実際と、逆に一般から精神科へ移る場合の話はこちらです。
→ 精神科ナースは一般病院に転職できるのか|12年勤めた私が経験した評価の現実
→ 精神科から他の診療科に転職できるのか|12年勤めた私が出した答え
逆に、一般の診療科から精神科への転職を考えている方には、こちらの記事が参考になります。
一般診療科から精神科に転職できるか|精神科に12年勤めた看護師が伝えたいこと
まとめ
- 転職活動を始める前に価値観・優先順位を整理する
- エージェントは複数登録する。担当者との相性が全て
- 年収交渉はエージェントに任せる
- 登録から最初の内定まで約1ヶ月が目安
- 職場の実態は使える情報源を全部使って事前に把握する
- 面接では「なぜここなのか」が最も重要
- 精神科から他の診療科への転職はできる。謙虚に学ぶ姿勢が唯一の条件
